ボクの目線。

偏った目線で色んなものを見ると、こんなにも美しいのだ。

ほのかな街路に漂う緑の香り

先週末はずっと気になっていた小説を読み耽っていた。
ページをめくるたびに登場人物の思考を追いかけながら、自分でも物語を書きたくなるほどだった。
物語の世界に心を委ねていると、ふと手が止まって窓の外の木々の緑に目を奪われる。
その瞬間、「そうだ、どこか緑豊かな場所へ出かけてみよう」と心が騒ぎ始めた。

普段はカメラを片手に路地裏の古い家並みを撮るのが趣味だが、
最近は自然の中でのスナップにも興味が湧いている。
花びらに滴る露や、木漏れ日が作り出すコントラストは、画面越しでも心に染み渡る。

そんな折に思い浮かんだのが、静岡県にある掛川市だった。
茶畑がどこまでも広がる風景を眺めながら、ゆったりした時間を過ごせそうだと思ったのだ。
そこで早速、週末のプランを練り始めた。

まずは掛川城
戦国時代の面影を残す美しい石垣と天守閣は、訪れる度に違った表情を見せてくれる。
天守閣の上から見下ろす街並みと緑のコントラストは、まるで絵画のようだ。
石段を登りながら聞こえてくる鳥の声と風のそよぎが、心地よい合奏を奏でているかのようだった。

城の周囲に広がる丸山池公園も見逃せない。
池畔には遊歩道が整備されていて、ゆっくり歩くだけでも心が洗われる。
春には桜、秋には紅葉が彩りを添えるが、どの季節も独特の趣がある。

掛川といえば「掛川花鳥園」。
ここでは色とりどりの鳥たちと触れ合うことができる。
フクロウやインコに餌をあげたり、一緒に写真を撮ったりすると、
普段の生活では味わえない癒しが得られる。

食べ物では、まずやはり掛川茶。
市内各所で一番茶を使ったお菓子やスイーツが楽しめる。
抹茶の苦味とやさしい甘みが絶妙で、口に含むとホッと一息つける。
特に、手作りの茶団子は絶品で、噛むたびに上質な茶葉の風味が広がる。

もう一つの名物がうなぎ。
清流の川を思わせるようなふっくらとした肉質と、タレの香ばしさがたまらない。
地元の老舗店で味わううな重は、疲れた体にじんわり染みこんでいく。

アクティビティとしては、茶摘み体験がおすすめだ。
実際に手を動かして摘むことで、お茶づくりの奥深さを実感できる。
摘み取った茶葉はその場で蒸して作る「てん茶」に加工され、
香り高い一杯を味わう醍醐味は格別だ。

街中を自転車で巡るのも楽しい。
緑のトンネルが続く農道や、小さな神社の脇道を抜けると、
旅先ならではの発見がいくつも待っている。
途中で見かける古い商家や、軒先に飾られた風鈴の音色に心が和む。

そうした街歩きの合間には、地元のカフェで一休み。
自家焙煎のコーヒーと手作りケーキで、旅の思い出をノートに綴る。
お気に入りのペンで書き留めるメモは、
いつかまた訪れる日のガイドブックにもなりそうだ。

友人と一緒に訪れたときは、偶然通りかかった小さなギャラリーで地元作家の絵画展を見つけた。
細やかな色使いで描かれた掛川の風景は、どこか懐かしくて温かかった。
しばらく見入っていると、作家の方が声をかけてくれて、お茶の話や季節ごとの見どころを教えてくれた。

旅の締めくくりに近くの直売所へ立ち寄ると、
地元産の野菜や果物、お茶の詰め合わせなどが並んでいる。
お土産には定番の茶葉のほかに、
緑が鮮やかなほうじ茶ラスクや茶せん型のマドレーヌを選んだ。
帰宅後のティータイムが、早くも楽しみになる。

さて、最後に少しだけ機械油の香りに戻ってみよう。
ここ最近、自分の相棒である愛車を手放すことを考え始めた。
新しいモデルに乗り換えるため、オンラインでバイク買取の自動査定サービスを試してみたところ、
入力は数分、写真をアップロードするだけで概算価格がすぐに提示された。
査定士さんとのやり取りも不要で、
煩わしい手続きがぐっと簡略化されていて驚くほどスムーズだった。
もし次の冒険に向けて乗り換えを検討しているなら、
こうしたオンライン査定を活用してみる価値は大いにあるだろう。